夢奏庵ブログ

2004年10月24日 日曜日

今日も、この前書いた「Cool」という本のことを書こうと思う。この本の表紙をかざっているのは、やはり今はもう亡き映画スター、リバー・フェニックス(1970~1993)。彼の奥深い瞳に秘められた本当の強さや真実の優しさは、どの写真からもよみとることができる。そんな彼は、宗教団体の活動家でヒッピーだった両親に連れられ、パフォーマンスなどで生計をたてながら南米を転々として育つ。アメリカに戻ったあと、パフォーマンスで身に付けた演技力を高く評価され、10代前半からテレビ・映画に出演、まもなくスターとなった。だが、スターになっても、決しておごることなく、自分のポリシーを貫いた。アカデミー賞ノミネート後もこう言い続けた彼の言葉からもそれがわかる。
 
「アカデミー賞にノミネートされて変わる人もいるだろうが、ぼくはちがう。記憶に残るすばらしい出来事・・・ただそれだけのこと」
 
また、20歳そこそこの若さでこう言いきる。
 
「ぼくが少しでも有名であるならば、世の中のためにそれを使いたい。授かった恩恵を、環境や文明の問題について発言することで社会に恩返ししたいんだ」
 
彼は、自然と動物をこよなく愛し、菜食主義を貫いた。実は、私たち夫婦と末娘も、もう5年以上菜食主義を続けている。ただ単に動物がかわいそうだからという理由で、自分の手で殺せないものは食べるのをやめようと決めたのだ。だから、乳製品と卵(出来る限り無精卵)はオーケー、追って逃げるものは食べない。ただ、この社会の中で、完全菜食というのは難しいこと、外食なんてできなくなっちゃう。だから、ポリシーは貫き、妥協することなく臨機応変に菜食を楽しんでるところ。
リバー・フェニックスの話にもどろう。
彼は、93年、ジョニー・デップが経営するロサンゼルスのバーで、ドラッグのオーバードーズにより急死する。とても残念なのは、自然をこよなく愛した彼が、どうして一番身近な自然である自分の体を大切にできなかったのか・・・。23年の彼の生涯で、たくさんのことを気付かされた若者たちがいることに、彼の存在の使命を感じずにいられない。
今も、この本の表紙から、クールな視線で私に向けて愛を語っている・・・。
 
        リバー・フェニックスの出演作品
          「スタンド・バイ・ミー」(86)
          「モスキート・コースト」(86)
          「旅立ちの時」(88)
          「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」(89)
          「アメリカン・レガシー」(93)他

ページの先頭へ戻る

2017年8月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

月別アーカイブス