牛島正人について

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人間手遅れはない。

自然体で生きるようになったきっかけは?

牛島正人(以下牛島と略):

抜け出さざるを得なかったんですね。僕はいわゆるエリートコースを歩んでいました。

日本では、エリートコースが一番お金に支配される側かもしれませんね。そういう点に気づかないで、一流大学入って、一流会社行って一年半でぶっ倒れました。倒れたときは、もうあと一ヶ月の命という状態でした。頑張ると、倒れるところまで行っちゃうんです。

手術が成功してから、「余命一ヶ月だった」とお医者さんが教えてくれたんです(笑)。手術で取っているので、今も内臓が二つありません。あれから25年くらい経っていますが、僕ほど健康な人見たことありません。内蔵のある人より健康です(笑)。

普通あと一ヶ月の命といったら、そのまま死んじゃいますが、生き延びたんですよね。それから藁をもすがるように色々な人に会いました。いつ死ぬか分からないから、出生してマイホーム建ててお金持ちになってなんてやってられない。やりたいことをやろうと、すぐにまた音楽を始めました。

 

スーザン・オズボーンさんのプロデュースをするきっかけは?

牛島: ある有名なアカデミー賞をとった映画を見たとき、自殺したいと思ったことがあります。

その映画は常に正義をかざし、戦おうとしていました。そんな映画に感動している自分が許せなくて、涙が止まりませんでした。

当時、僕は音楽を通して地球環境に貢献する活動をしていたのですが、自分の物の見方、つまり「自分が正しい」という勘違いが地球を壊していることに気がついちゃったんです。そして、本当の環境運動って僕がいなくなることかもって想いました。人間だけですから、地球を壊しているのは。自殺を考えたのは、そのときだけですね。
でも、「自分が死んで何が変わるんだろう?」と思ったら、何も変わらないんですね。そのとき「もし死んでも変わらないなら、自然のため、地球のためにこの体を使って欲しい」と祈りました。

その一ヵ月後にスーザン・オズボーンに出会いました。

同じ頃、彼女も音楽業界が嫌で、NYのレコード会社を辞め、自然の中に住み始めたところでした。彼女も「私の声や才能を地球のために使わせてください」と偶然お祈りしていたんです。僕らは湯川れいこさんの紹介で出会いました。それで出来たのが、「和美(WABI)」(ポニーキャニオン)というアルバムです。このアルバムは1992年にレコード大賞の企画賞を受賞しました。「和美」の中の曲は地球交響曲やTVのコマーシャルにも使われ、色々なシンクロニシティに導かれていったんです。

 

本来の声を取り戻す

ボイストレーニングについて教えて

牛島:

リラックスしてくると、あくびが出てきますよね。人はあくびをして波動調整しています。動物は鳴き声を使って、体の波動調整をしています。あくびをするときのように腹式呼吸で喉が開いた状態だと、いくら大きい声を出しても全く喉が痛まないんです。それが本来の声です。

しかし、ほとんどの人は「緊張声」や「頑張り声」といって喉に余計な力が入っている状態です。それは人目を気にして緊張したり、自分を抑える癖が体の中にパターン化されているからです。その状態から本来の声を取り戻していくのがレッスンの目的です。レッスンでは「自分を信じて、自分で決めていく」訓練をすることも大事にしています。

 

なぜ本来の声を取り戻すことが大切なの?

牛島:「波動は現実化する」という言葉がありますが、一番自分に響く波動は実は声なんです。声が良くなると、目が輝き出して波動が良くなります。「声を良くすれば、未来はパラ色ですか?」と質問する人がいますが、本当はそうなんですよ!!(笑)。

でも、いい声というのは心の状態と体の状態がケアされて初めて出るもの。そして、今幸せにならないといい声は出せません。だから、ボイストレーニングは今幸せになる練習をするようなものです。

自分の本来の声が出たとき「あれ?今まで偽物の声で偽物の人生を歩んでいたかもしれない」と気づくんです。そうやって気づいた人した自分らしい人生は歩めないんですね。僕のレッスンでは、人に自慢するためでも、評価されるためでも、お金を稼ぐためでもない、今幸せになるために歌うんです。

人それぞれレッスンに望むものは違います。歌手になりたいって来る人もいれば、声が出なくなったからった来る人もいます。本来の自分の感覚とか本来の自分の波動を取り戻して悪いことは絶対にないです。

やっぱり病気より健康の方が幸せですよね。肩こりを溜めたまま「幸せ」って言い張るより、早く気を流してすっきりしてから頭を使えば、悩みはなくなるかもしれない。楽しみながら取り組んでいきます。

 

ボイストレーニングを受けると、どんな変化があるの?

牛島:本来の声で歌うと、歌うだけで健康になります。女性は必ずきれいになりますね。男性は優しい顔になります。女性は、気が流れて、目が輝きだすと、大体セクシーと言われるみたいですよ(笑)。それは、自分の声を取り戻すことで、しなやかな、リラックスした状態になるからです。あと、面白いことに目がぱっちり開いていって、目の形が変わる人が多いですね。

心理的な面では、緊張しなくなったり、人が怖くなくなったりします。本来の声を取り戻す過程では、必ず痛みも表面に出てきます。

痛みは決して心地良くありませんが、たとえば演歌やブルースでは痛みや悲しみをすべて表現して楽しんでいますよね。どんな感情であっても表現することが大切です。ほとんどの人は痛みを楽しんで、すっきりして帰っていきます。

 

痛みから逃げちゃダメってこと?

牛島:僕らの意識は痛みから逃げるようにプログラムされているんです。身体の痛みも心の痛みも社会や他人のせいにして、自分を正当化して逃げようとする。でも、逆にそれを感じてみる。意識の痛みも逃さない。痛みのある時にしか痛みは癒せないから。その時こそ、痛みを感じながらそれを声にしてみるんです。

歌でもいいし、ため息でもいい。そういう声にのせて痛みを出すんです。痛みは身体のメッセージですからね。痛みは幸せへの扉なんです。感じるものから逃げちゃダメ。

ほら、例えば熱いお風呂に入る時、頭では熱いと拒否していてもその熱さを感じつくして全てを受け入れた瞬間、暑さと痛みが、ハァ~~極楽・極楽っていう声に変わって身体がほぐれますよね。それが自分の五感と声を使った自己治療力です。エネルギーが外に抜ける絶望のため息ではなく、頭にのぼっているエネルギーを丹田におろすため息。人間はこの自然治療力の声を忘れてしまっているんですね。

 

歌が得意でない人もレッスンに参加できる?

牛島:深刻になることから、人前で平気で歌えなくなり、緊張し始めます。

「私」というプログラムが確立するころ、小学校の低学年くらいから肺呼吸になります。まず呼吸を取り戻すことが大事です。肺呼吸というのは、頭に支配される呼吸です。その上がった気を降ろし、本来の自分に戻るために、レッスンでは赤ちゃんの真似をします。赤ちゃんは腹式呼吸なんですよ。

自然界の動物は生まれてから死ぬまで腹式呼吸です。人間だけがカエルと一緒で、途中で肺呼吸になるんです。ダンスや瞑想など、どんな分野でも極めた人は腹式呼吸をしています。子供の頃に戻れば誰でもできることです。

 

今しか幸せになる場所はない

呼吸は本当に大切なんだね。

牛島:喉と体がほぐれてくると、嫌でも健康になってきます。動物だったら鳴き声をもっています。鳴き声を忘れた動物、表現力を忘れた動物がなんとか表現力を取り戻すために生み出したのが音楽だと思うんです。

人も動物だったことを思い出して波動調整したら、動物と同じように肩こりもなければ風邪も引かなくなると思います。

僕は全く風邪も引かないし、肩こりもありません。肩こりと風邪がなければ、ガン、心筋梗塞、脳卒中、生活習慣病もゼロでしょう?これで幸せになれば自殺もゼロになると思う。

 

今、幸せになるコツは?

牛島:絶対深刻になったらダメ。今しか幸せになる場所はありません。過去は問題なし。未来は今一番ワクワクするための未来です。夢を信じた方が今幸せになれるのなら、絶対不可能な夢より多少可能な夢を信じた方がいい。幸せになりたいのなら、そういう夢を思い描いたらいいんです。

未来は今幸せになるための未来。明日になって、夢がころっと変わったって構わない。頭でイメージしたものが形になります。「夢を信じればかなう」信じてかなえた人はそういいます。

でも、「世の中そんない甘くない」っていう人いますよね。そういう人を思い出してください。現実に甘くない顔をしているでしょう(笑)。

信じてかなうのは夢だけじゃない。恐れ、あきらめ、人のせい、なんだってかなうんです。そうやってその人の想像力に見合った人生になっていく。

一人ひとり、一歩離れてみると、その人が思ったとおりになっているだけ。だったら、できるだけ自分にも人にも優しくて、素敵な世界に住んだ方がいいとおもいません?

 

(2005年3月(株)シンクロニシティジャパンより資料提供)

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ボイストレーナー牛島正人

音楽プロデューサーとして…

シンガーソングライター活動