夢奏庵ブログ

神戸の通照院の住職、佐橋啓空さんの奥様、でベジクッキングを全国各地で開催されている佐橋利恵さんの文章です

神戸の通照院の住職、佐橋啓空さんの奥様、でベジクッキングを全国各地で開催されている佐橋利恵さんの文章です

2月15日はお釈迦様が亡くなられた日で、涅槃(ねはん)といいます。
涅槃とはもう一つ意味があり、煩悩を捨て生死を超えた悟りの境地のことを表します。
この時期になると、私の住んでる寺、通照院では、大きな涅槃図を掛けます。
亡くなられたお釈迦様の周りに弟子、僧侶、そして牛、象、犬、鳥や虫などあらゆる生き物が集まってお釈迦様の周りで泣き悲しんでいる様子を表す図です。
広島の西光寺の檀上お上人が通照院で涅槃法要のお説法をしてくださった時に
「涅槃図のお釈迦様を自分に当てはめて想像してください。自分が臨終した時に沢山の人や動物や虫さんたちが別れを悲しんでくれるような生き方をしていますか?」とおっしゃいました。
動物や虫さんたちの命も大切にしておられたお釈迦様は殺生を禁じ、ベジタリアンであり、沢山の人達に仏教の教えと生き様を示しておられました。

自他の区別無く慈愛に溢れ、命を大切にして悟りの境地で生きるお釈迦様の教えは
ボイストレーナー牛島先生のおっしゃる
「全ては何の意味も無い(=南無阿弥陀)自分も、目の前の人も無条件に愛し、あれこれ考えず、今幸せになることだけ考えなさい」と同じような気がします。

本日、15日は縁あって、熊本大学の留学生たちに精進料理の講義と調理実習をします。涅槃図のコピーをみなさんに見ていただきながら、
寺の嫁という立場から、殺生をしないお釈迦様の教えを入れながら、日本文化やベジタリアン料理のお話ができたらいいな、と思います。

実習では、稲荷寿司(稲荷神社にお米の供物をする意味)や巻き寿司を留学生一人ずつに作ってもらって、あとは、それぞれの国に帰ってパーティーができるよう、手巻き寿司とお吸い物を作ります。

学生たちにベジのご飯、日本食を
作って食べて何かを感じてもらえたら幸いです。

1

ページの先頭へ戻る

2018年7月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

月別アーカイブス